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  ~懲りない傾向~

間違いではないけど

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ご近所さんから栗の中手(なかて)をいただきました。温暖化で害虫が増え、年々品質が落ちているといわれながらも立派なものです。珍しくも郷土自慢ができるようになってしまった、茨城なかんずく笠間の栗。全国一の作付面積と収穫量を誇るまでになりました。けどね、言葉のあやというか、市町合併していなかったらこれは無かった。旧笠間に限定したら、栗の収穫なんて微々たるもので、岩間、友部の旧町エリアが八割を支えています。

特に旧岩間エリアが昭和からの栗生産地で、最盛期は所在する農家の四割以上が栗畑をやっていたほど。合併して町名が無くなってしまったがために、冠は笠間になっているわけです。今や(今年に限って?)吉永小百合さんまで笠間の栗や陶芸探訪にやって来ちゃう(JR東日本のCМですが、笠間駅や友部駅周辺には徒歩圏の景勝地は無いぜ)けど「笠間の栗」は揺るぎません。

僕も笠間市民なんだから素直に喜んでりゃいいんですけど、農村の原風景を維持継承していくという地域整備方針の裏側で、向こうン十年、公共下水道できないよ。などという扱いのエリアってところに、笠間市はSDGsをなんだと思ってんだと毒づきたくなるのです。たぶん、旧一市二町の中で高齢化も最も進んでいるような気がします。栗農家の継承なんかはどうなるんだろう?

 

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