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  ~懲りない傾向~

ベルエキップ~よき仲間~

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連載で読んでいたころには、物語に登場する馬の名前と血統を頭に入れるだけでも大変でしたが、「究極超人あ~る」「機動警察パトレイバー」の面白さとは段違いの喜怒哀楽が詰まっている、たとえベタな恋愛ものであっても、なんとなく半端な青年誌趣向の「鉄腕バーディーEVOLUTION」なんかよりはるかに面白い、「じゃじゃ馬グルーミンUP」。と言いながら、実は10年ぶりに読み返しております。残念ながら馬券を買う趣味はないけれども、競馬のことも多少わかっている今だと、出てくる架空の競走馬たちの性格やら走りっぷりやらが、2重3重に面白くとらえることができます。

単行本第2巻の表紙を飾っている仔馬は、幼名をタケルというのですが、この仔馬が主人公である久世駿平と、ヒロインである度会ひびきの出逢いを導くところから物語が始まり、生産者や調教師、騎手や馬主のドラマが26巻にわたって繰り広げられ、4年とちょっとの年月が過ぎていきます。タケルはその後調教師を介して馬主が付き、14巻目において新馬戦デビュー・優勝するのですが、その間、駿平の働く渡会牧場から、生産者としては超大手にして駿平とは恋の鞘当てをする醍醐悟の実家である醍醐ファームのトレーニングセンターに移されるくだりが・・・セリフだけで語られます。

この醍醐ファームのトレーニングセンターが、よくよく読んでみたら仙台に所在するというので、これまた「ほー、そうかいそうかい、タケルは仙台で鍛えられたのかい」とにやにやするわけです。

タケルの競走馬としての登録名は、「よき仲間」の意を持つベルエキップ。この名前は、物語の序盤から活躍するストライクイーグルやバトルホークといった極めてストレートな名前と異なり、10年前だとなかなかなじまなかったものですが、今、読み返していくと、なるほどなあという命名をされていたことに気か付きました。

駿平はその後、15年をかけて、遂にダービー出走馬を世に送り出していくのですが、そこに至る長い物語のなかで、ベルエキップことタケルは彼の時間軸での第2世代を活躍する馬で、第3世代として走り出すドルチェヴィータとアダタラヨイチこそが、駿平の物語の縦軸になっていく馬たち。そのエピソードについては、仙台も絡んできませんので棚上げしますから、機会を作ってご一読いただけると幸いです。

4 Responses

駿平は当初SRXでツーリング中にトラブルで牧場に厄介になることになったんですっけ。
馬が意外にもリアルに描かれていること、ひびきの北海道弁がそこそこリアルであること、生産者側の視点で描かれていたことなどが、何となく画期的だった気がします(笑

確か駿平の実家が久喜で、田舎に住んでいた僕は、そこが埼玉県であると言うだけで、とっても都会だと信じていました。
まあ、都会ではなかったよね。

  • 馬を描くのはレイバーを描くよりも難しいって、本人がコメントを寄せていました。それに加えて登場人物も沢山出す人だから、キャラによっては主要人物であっても、もろにアシスタントの画風をそのまま使っていたのもありましたねえ。
    駿平の実家って、飯能じゃなかった?

  • は、飯能ですっけ。。。。もっと田舎じゃねーか(汗

  • そのへんのボケと突込み的な対話も、何度か繰り広げられていましたよ。蓼沼君とかひづめちゃんとか梅ちゃんなんかが突っ込み役ですね。