Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors#163

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台風一過の19日、TDA第3戦が開催され、アンリミテッド、リミテッド合わせて30台の参戦がありました。台風14号と言えば、観測史上初の福岡県上陸は、何の因果か「恋の浦」を直撃。しかしレースは影響を受けず、散水車を必要とするドライコンディションでした。アンリミテッドは2位とのタイム差1秒を刻んで川添哲朗選手が優勝。リミテッドの梅津知浩君は、本戦が始まると電気系統他のトラブルが発生し、レースに絡めませんでした。

川添選手のエスクードは、クラッチやデフなど各部に稼働限界が来たそうです。今回はクラッチをどうするかで発注した部品が既に台帳落ち。ハンガースポーツの高田社長がスズキ以外のメーカー台帳から流用可能なものを割り出して取り付けています。この過程で、デフに関してはJB23の部品が使えるだろうと判断され、今後整備に移ります。

「JB23は意外に良い素材です。関係者間では、むしろ64がダートラでもクロカンでも使い物にならないという酷評。そういうジムニー勢とエスクードで戦うのが、うちのスタイルなんですが、チヒロのレジントップもアクリルパネルで窓を入れ替え固定してしまったので夏場は悲惨です」

島社長も帯状疱疹からの病み上がりで、クルマづくりどころではなかったと思われます。そんな事情を、他チームは待ってはくれません。1秒というアドバンテージは、川添選手の腕前と駆け引きに助けられたこともあるでしょう。他チームの車両も確実に性能を上げており、次回の協議は油断ならない状況です。

8 Responses

64が競技に向かないのは予想出来ましたが、ちょっと理由が気になりますね。
バンパーが下がった分車高上げて、重心が高くなってしまった所か?
エンジンがRになって扱い易くなった分、kの様な改造ポテンシャルが無くなった点が辛いのか?
果てまた軽量化が響いて全体的に駆動系が脆いとか?

  • 細かい解説は島監督にお願いするとして、ジムニーも基本設計を踏襲していながらけっこう乗用車化しています。足回りなどのアフターマーケットパーツも出ていますが、少なくもダートラの世界だと、これだ、というものが無いようです。
    エンジンの鋳鉄ブロックというのは、あれはあれで頑丈でしたし、今の車高(アイポイント)は、個人的にちょっと違和感があります。ただそのあたりは、うちにあったノーマルのJB23でもふらつき感があったり視界の狭さがあったりしてましたけど。

  • 台風上陸、通過にどうなることやらと気が気でならない先週のうえ
    僕自身体力が戻ってなくての中での開催されたTDA
    流石にくたびれましたね・・・(笑)

    台風が九州直撃のNEWSが飛び交う中
    それでも参加選手一人一人がしっかりマシンを整備調整し
    レースに向けメンタルを保ったまま挑んだシリ-ズ3戦目は
    ここ数年お目にかかったことがないハイレベルでの競技となった事
    大変うれしく思います。

    23は平成10年10月にデビュ-し平成30年頭まで販売された
    ジムニ-の歴史では最長のモデル
    その間ダート競技に出場する23多数いましたがまだまだパーツ全てがワンオフに近く
    販売するにはコストも高く、右往左往しながらようやくここ10数年年前くらいから
    ダ-トランナ-としての足回りやパワ-ユニット等が全国のSHOPから販売され
    世に出回り、それを組み込んだ人からのデータ-から更に向上し今に至るわけでして

    新型64.74に関してはまだデビュ-して3年
    その3年の間コロナ禍で沢山の四駆イベントや競技自体が中止になり
    実戦に望めていないのが一番の原因かと思われます

    勿論普通に使用することで何の問題もないですし
    むしろ歴代の中で軽い林道走破ならば一番乗りやすい車に仕上がっていると
    個人的は思いますが・・・・。

    ダ-ト系の足回りがいまひとつ思ったほど出回らないのは
    64.74が見た目レトロ調デザインでデビュ-した事から
    予想以上にレトロ調好きな女性ユーザ-さんがかなり増えたため
    現在マーケット自体そちら方面に振ったパーツがメインになっている事
    (JA22マスクキットが飛ぶように売れています)

    更にはコロナ禍で空前のキャンプブームが到来したことで
    30年ほど前に流行ったルーフキャリアを背負う形が台頭してきたことで
    スピ-ド系の足回りに拘るSHOP様が減ってきているのも
    もしかしたらあるのかなと思いますね

    でもここ数年で64.74が表彰台に絡む可能性は十分考えられます

  • 少し前に、二階堂裕さんが「64は30を越えられなかった」と言っていましたが、いや、そんなことはないだろうと思ったら、フロントグラスを倒せるオープンがSJ30時代にはあったと(そこを言われては64、74立つ瀬が無いし)
    JB23は、なるほどユーザーと市場のやりとりのなかで、熟成する時間を得られたということなんですね。
    確かに今、台頭してくる三代目ジムニーはダートを極めるための本気度が違います。ある意味ではクロカンからダートラに市場が移ったと言えるのかもしれません。
    て、なんでジムニーの評価やってるんだ俺は。ウエストウインのマシンは鬼子といわれようともエスクードなのですよ。

  • 成る程、お話ありがとうございます!
    アフターマーケットの成熟ですか…。
    ならばまだまだ現行車ですのでこれからに期待ですね!

    エスクードの方は最悪鋼管パイプフレームでツインエンジ…いや、何でもないです。

  • でもそのマシン、ツインターボの最後の頃はRB26らしきもの積んでましたから。

  • TDAは中低速メイン競技!立ち上がりと下り重視レ-スですから
    正直300㎰超えは必要ないかと(笑)

    第3戦に成績(表彰台)をしっかり残したエントラントの面々は
    下りを全開で走りぬき他車よりもギリギリまでブレ-キ遅らせることで
    スピ-ドを維持する走りをしていました
    要はパワ-は勿論ですがブレ-キに手間暇掛けた
    マシンが絶対有利でしょうね

    パワ-に関してはあくまで僕の考えですがその半分の150㎰で
    かなり行けると思っています

  • 後藤君や川添君が、エスクードに乗りだしたときに他者が「?」と思っただろう部分に、2リッター版エスクードの、トルクはともかく馬力があんなにあるとは想像していなかったというのがあるでしょうね。
    レースじゃないけど、僕自身も2リッターから2.5リッターに移行した時、140馬力から160馬力へ、ってそういうことかと体感しました。当然トルクも少し太っているし。