Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

結果かプロセスか

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まだ1週間ほどの余地を残していますが、夏休みの課題というやつの追い込みが佳境に入っています。高校受験の霰は自分のペースをつかんで淡々と受験勉強を進めており、これはほっといた方がじゃまをしなくて済む。分量的には無理のない予習と復習と思われます。問題は1年生の霙に与えられている課題のとんでもないハードル。五教科分一括のワークブック100ページと、国数英それぞれの練習問題各20ページは、なんとか7月中に終わらせています。

終わらせなくてはならない理由があるのです。

このあとに控えていたのが、社会科の郷土研究と理科の自由研究、美術のポスター作成、市から駆り出された陶芸教室の作品づくりに、読書感想文と、習字もしくは俳句づくり。習字か俳句を拒否すると合唱コンクールの精鋭部隊に組み込まれるらしいし、本来希望者制の陶芸教室は、しらばっくれていたら教頭から電話がかかってきてしまって逃げるに逃げられなかった状況。これに、学習塾の夏期講座が、レギュラーにプラスアルファされます。

厄介なのは郷土研究と自由研究。中学生のレベルでテーマを考え、それぞれ模造紙1枚のプレゼンを書き出し、それとは別に論文をまとめろと言う。しかも郷土の歴史や文化芸能と言われても、昔の小さな町ではなく、合併した現在の市のレベルでやれと言っておきながら、子供だけで学区外へは出るなと二律背反の指示が来る。要するに親がつきあってあげられる土日でないと、素材を集め取材をすることができない(まさか図書館で調べ物しただけでできるとか、学校は思っているんじゃねーだろうな?)。理科に至っては課題が示されず、何かひとつ以上やってこいと。いや、せめて例題くらい与えてくれよと、親としては感じます。

ここまでは、それでもなんとか目を回しながらクリアしてきて、峠は越えたかに見えます。がしかし、読書感想文が残っている。この感想文を書くにあたっての課題図書も特に示されていないのですが、よくよく指示書を読んだら「最低20冊を読み、記録をつけて提出し、その中のひとつ以上に2000字の感想文をまとめる」とある。

40日で20冊・・・単純に割れば2日で1冊。それはしかし、感想文を書くための読書のペースなのか?(記録簿には30冊分の記入欄がある) というより、マンガを読むわけじゃあるまいし、こんなの無理でしょう? 実際のところ、霙はまだ4冊しか読み終わっていません。僕らの頃は、課題すっぽかして素行が悪いと親呼んでこいと言われたものですが、ここまで詰め込まれてはいなかった。担任か教務主任呼んでこい、です。

9 Responses

20冊っていくらなんでも多すぎでは?
更に1冊500円の文庫本を買ったとしても20冊だと10,000円、図書館で借りるにも限度があるし。
書店の回し者か?^^;

  • 如何に遊ばせないか、がテーマなんでしょ。くだらない。
    先生に恵まれない、ではちょっと済ましたくない悲劇だなぁ。

  • でも先日、霙の処はまだましだという事実も判明し、奴のいとこで同学年生(別の中学校)では、社会科の研究レポートが、レポート用紙20枚以上必須だということです。
    すげー・・・ちょっとした文庫本ができちまうというわけですが、これは書かされる方も大変だけれど、書かせた方は一クラスあたり40人分のレポートをちゃんと読むんだろうなと、査察に行きたくなります。

  • ゆとりの後は詰め込みですか、極端すぎる。
    日本の教育って適度って言葉を知らないのかな・・・。

    >書かせた方は一クラスあたり40人分のレポートをちゃんと読むんだろうなと
    全ては読まないでしょう。
    が、書かせた以上は全員分の意見・回答を出す必要があります。

  • ちみにですが、A4サイズ1枚にびっしりと文字を打ち込んだ場合、2000字ってとこですかね。

  • 僕は今週が夏休みなんですが、自由研究の手伝いで月曜と火曜の2日間が終わりました。(汗)
    木曜日あたりに美術館に行きたいというのですが、単なる興味かと思い「先に宿題を仕上げるのが先じゃね?」と言ってみましたが、どうやら美術館・博物館に行ってレポートを書くというのも宿題になってるようです。
    これは本人が余裕ぶっこいてたせいで、量的にはごく普通ですね。
    ちなみに小学4年の方は、必須は自由研究と読書感想文だけで、あとは提出不要の漢字と算数のドリルをやっておくようにと。
    これはこれで、少なすぎる気が・・・

  • 毎年助けを求められたときに助言と手伝いをやってきましたが、それで思うところは、本人がいかに面白おかしく、課題をこなしていく気分になれるか、そうしてやれるかということが大事ですね。
    で、突如霰からSOSで、扱おうと思っていた読書感想文用の「卒業ホームラン」が、教科書にも掲載されているからというわけのわからない理屈でNG。
    よーしそれならということで、滝田明日香さんを読みこなすことになりました。彼女だったら10枚くらいは軽く書ける。

  • ぬぇぇぇ…一冊以上、2000字以上の感想文だとぉ!書けません(キッパリ)原稿用紙五枚以上書けってゆう事よね?それ以前に20冊読めって言うのも無茶でないかな…。何も考えないで読むだけなら、さっくり読める子も居るでしょうけどさー(苦笑)

  • それでもこなしてくる子はこなしてくるんだと思いますよ。
    2000字という規定にはそれほど厳しいとは思わないんだけれど、それだけの論旨を展開できるような指導を普段からやってくれているかというと、これはかなり怪しいです。