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  ~懲りない傾向~

リアルタイムの過去

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上映されたのが昨年の今日なので、既に過去の出来事になってしまってますが、物語の上では本年の7月末から今日までを描いた物語。しっかり見逃してまして、映画を知りません(6日の地上波放送でとりあえず見てみようっと)

唯一、映画を観ている霰によると「面白かったよー」ということで、霙が持っているコミックス全三巻を借りて読んだら、バリバリのジュブナイルが炸裂していて(しかも映画の主題歌は達郎かい)、さらにはご当地設定で巡礼者を輩出しそうで、基本路線としてこういう映画はスタイルを異にして昔もあったよと思いながら、

「ああ、王道を描いているねえ」と、遅まきながらですが、にこにこしながら読んじゃいました。

8月1日は、このお話に登場する大ばあちゃんこと陣内栄さんの誕生日なのですが、コミックスをベースとして語ると、序盤で急展開してしまう大ばあちゃんの扱いは好きになれません。しかしそれを踏まえなければ、大ばあちゃんの教えを受けた人々や、陣内家の一族、主人公の序盤以降を描ききれないことも事実で、大きなジレンマを抱えています。僕はそういう抱えさせ方が嫌いなのです。

その相容れない「バツっ!」をつけはするものの、これはアニメ化された「時をかける少女」(どちらも細田守さんが監督)よりも良い。やり過ぎ感のある展開は、ジュブナイルだからこそ活きているし、この手のお話にダークサイドな仕掛けもひねりも皮肉も要らない。だからたぶん、アニメーションも面白いはず・・・って、今更なんですが。

それにしても、これをなせ゜8月6日に放送するのか日本テレビよ。金曜ロードショーの枠取りだからってのは百も承知の上で、あえて言いたいことは、あんたら視聴率とりたいなら、これこそあえて物語の進行に合わせて7月31日にオンエアしなけりゃだめじゃないかと。そういう粋なところを見せて欲しかったですよ。

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