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  ~懲りない傾向~

駄作だ

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ntg-m4パトレイバー2の世界観を引き継ぐ後日譚。などではなく、今回の作品を成立させる言い訳としての、パトレイバー2の使いまわし。

ただそれだけのことじゃないですか。陸自内からの決起部隊によるクーデターは初期OVAでやったし、そのフィーチャリングのように作られたテロリストものが2。もう東京で戦争状態を生み出す引き出しが無いのです。

なぜ、素直にリメイクと言えないのか。

コンピュータウイルス、テロ、宇宙怪獣(と敢えて括る)といった具合に、映画を作る上での見せ方はその都度変えてきたパトレイバーでした。ならば今回だって、知恵と勇気を絞りつくして状況を創造しなくてはだめでしょう。わざわざ川面から首都高や東京の街や日本橋まで見せておきながら、2の時代があった痕跡すら描かないうえ、作風とやらのシーンとセリフの使いまわし。後藤田側のセリフは微妙にいじってきましたが、警備部幹部のセリフはご丁寧に2の場面を再現し、さらに今回のシーンとしてもやらかしてしまう。そういうのはしらけるだけです。

さて、妙な余韻を残して機動警察パトレイバーの今作は幕を引きました。しかしその余韻、まさかまだやる気なのか?

4 Responses

この映画、ぼくも見たいと思うのですがね。
雷蔵さんの評価は、あまり高くないようで・・・

今回の相手は、見えない戦闘ヘリ。また自衛隊の者が反乱、クーデターを引き起こすという設定は、初期OVA、映画第2弾を踏襲しているのでしょうか。

個人的には、ブロッケン、グリフォン、ファントム等の歴代の敵レイバーに登場してほしいと思いました。

観る前からあれこれいってもしようが無いですね。何とか近日中に、時間を作って見に行きたいと思います。

そういえば劇場版第3弾を、まだ見ていませんでした。今回の劇場公開を機に、BSで再放送してほしかったです。

  • 最初に確認しておくことは、今回は「元自衛隊員の柘植一派によるテロ」という構造です。

    009 re-cyborgのときもそうだったのですが、アマチュアがコピーを二次創作するならまだしも、プロが自分の作風だと標榜して脚本から台詞に至るまでを三度も四度も使いまわしするというのは、ただの能無しです。
    今度の場合、テロは身近に簡単に起きるよと言いたそうですが、それならわざわざ攻撃ヘリを使う必要が無い。ドローンを100個も用意して波状で繰り出せばいい。
    ヘリを出したかったのはテロではなくクーデターにしたかったけれど、それでは柘植ではなく甲斐になってしまってて整合性がとれないことと、クーデターに持ち込むだけのプロットを、予算内でまとめられなかったからでしょう。
    だったら長編に集中して熱海ロケのくだらない前後篇なんか作るなと。
    ただ、シリーズすべて棚上げして、娯楽映画として観るなら面白いと思えるかもしれませんよ。

  • そういえばぼくは、パトレイバー2より、初期OVAの「2課のいちばん長い日」を見た方が後になってしまいました。あの映画に元ネタがあったのか、と思いました。

    概要は類似しているが、本質は全く異なる作品の様ですね。そういえば同じようなセリフが、いくつか出てきたと思います。再度鑑賞したいですが、初期OVAは最近ビデオ屋に無いです。

    パトレイバー2はストーリーがとても難しく、理解するのに何度か見返す必要がありました。

    ネットでいろいろ検索してみましたが、あちこちに解説や感想を綴ったレビューがありますね。また見返したり、それらを参考に、理解するしかないかな。

    今度の最新作も、かなり難しいストーリーになっているのでしょうか。押井監督が娯楽映画として制作しているか、何か視聴者に訴えたいテーマがあるのか。理解するには時間がかかりますかね。

    自衛隊レイバーといえば、99式空挺レイバー、通称「ヘルダイバー」が代表格かな。TVシリーズで、ブロッケン、ファントムを相手にイングラムと共に活躍した印象が強いです。

  • 難解なストーリーではありませんよ。とにかく二足歩行機械をとことん出したくないロボット映画(笑)