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  ~懲りない傾向~

果たして「やり手」か「ペテン師」か

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hustler結論を言ってしまうと、けっこう「やり手」だと思うし、下手をするとこの1台の登場はiV‐4なんかを待たずとも、エスクードの(使い道においての)息の根を止められたのではないかとさえ感じます。

3代目からエスクードに乗り始めた、エスクードという名前を知った人々にとってはあれでも狭いとかいろいろ言われるでしょうけれど、エスクードの進化に期待する一つの声は原点回帰でした。質感だの高級感だのどうでもいい、むしろ道具どうぐしていた方がなじみやすいというユーザーが、まあマイノリティとはいえ存在するのです。

よもやここまで回帰するとは思いもよらないことでした。ワゴンRにしてもスティングレーにしても、もう一声欲しかった小道具要素を、どうだこのやろーとばかりに盛り込んできました。

これをソリオクラスでやられたら、もうSUVとしてのエスクードの出る幕はありません。もちろん絶対的なオフロード性能を比べたらお話になりませんが、大衆がそれを求めていないのだから、そういう客層にならこれでいいじゃん。と思います。ブレーキアシストというメカニズムにはまだ信頼を寄せたくありませんが、ESPなんか付けちゃうのか。ということは自動的にヒルディセント、ヒルホールド機能もついてくるし、なんやらグリップモードなる制御までやってのける。これでエネチャージを発揮して四駆でもそれなりの燃費を出すのですから、回帰しすぎの小ささは素直に受け入れたら良いのです。言っちゃあなんですが、ハスラーは軽自動車です。そこを呑み込まなくては、この車のの面白さは手に入れられないでしょう。

褒めるのはここまで。繰り返し言いますが、エスクードには2代目までのクロスカントリーという素地があります。車格も異なる。そこに目を向けなくなったのは時流の方で、エスクード自体には衰えはないのです(ああうまく言えない)。しかしハスラーからは、かつてエスクードが持っていた愉快さが漂ってきます。邪推ですが、ダイハツがネイキッドを出したときに地団駄を踏んだであろうスズキの面目は取り返せたと思います。少なくともハスラーはその名の如く「やり手」であろうし、スラングとして用いられる「ペテン師」ではないだろうと評価しましょう。

いやもちろん、乗ったら乗ったでそうもいかないんですけど。

ともかくこれでエスクードに代わる(笑)万人向けSUVは実現しました、と皮肉も言っておくとして、次は堂々と本格オフローダーという看板をジムニーに掲げるお膳立てができたと言えます。あと3年もすれば、スズキがホープスターON4WDの製造権を買い取ってからちょうど半世紀となります。ジムニーのフルモデルチェンジで何をどう新しくしようが、「ジムニーから卒業したジムニー」という脱皮も逃げもできる年回りです。そのとき、その答えが出るのではないでしょうか。

 

4 Responses

だいぶ、心は揺れたんですけど、ターボにMT無いんですよね。(´-ω-`;)
それに、最低地上高とかアプローチアングルとか、きっと使えない数字だけ挙げられても…。
広島での足は、スイフトRSになりそっす。

ところで、「Auto Gear Shift」って、どんな感じなんすかね?

  • 昔のジムニーならいざ知らず、今のスズキのターボにはどっかんなインパクトが無くなっていて、CVTとの相性が優先されるでしょう。まあミッションにばかりこだわるのも選択肢が狭まります。NAで5速でいいじゃんと思います。Auto Gear Shiftはそれこそ走り込んでみないとわかんないですよねえ。

  • 通勤だけならNAでもいいんですけどねー。
    広島→大分まで下道って訳にもいかないしなー、と。
    3年後に期待して、バス通勤で凌ぐかなあ?

  • 広島・大分はふつうクルマ通勤の距離にしないって。
    茨城・仙台は・・・たまにある。というか、仙台・青森は定番なんだよこれが。