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  ~懲りない傾向~

キャメロンさん、意味わかりません

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いや、結構です「空前の出来事 もはやこれは伝説だ」と、ジェームズ・キャメロンさんは友情出演でコメントしたのか、この一言に伝説的なギャランティが発生しているのか。いずれにしても、何をおっしゃりたいのか良くわかりません。

でもなー、ジェームズ・キャメロン氏といったら、殺人魚フライングキラー→ターミネーター、アビス→ターミネーター2の「どん底から急浮上」だったり、絶対当たらないといわれたタイタニックで大穴(失礼)当てて、こんなんで記録更新なんですかのアバタ―だったりと、映画の世界じゃわらしべ長者ですからね。

「キャプテンハーロック」

誤解の無いよう付け加えますが、キャメロン氏がこの映画を撮るわけでもなんでもありません。神輿を担いでいるだけです。その担ぐ相手の映像のスタイルがこれなのかと思うと、氏のコメントが理解できないのです。フルCGで作ろうが声だけ役者を使おうがどうでもいいけれど、今回フルCG方式で作っている絵の雰囲気が、予告編に関してはゲームのデモ映像レベルにしか見えない。特撮と生身の役者のキャスティングが困難だから採った手法でしょうから、何かひと工夫するのかなと思っていたのですが、このままなのかなあ。

宇宙海賊キャプテンハーロックの元々の世界観は、活劇に近い印象を持っています(僕は、ね)。初期のテレビシリーズよりも、客演として登場した銀河鉄道999での雰囲気が、最もイメージ通り。となると、テレビシリーズから連綿と引き継がれる反逆者としての地球との構造を描く上での、どよーんとした暗い雰囲気は、たとえば副長に正論で口答えされたときに、素直に「すまん」と言いきるようなハーロックは無いだろうと。

福井晴敏さん、脚本上にそんな腹芸まで持ち込んでくれるかどうか。観るか観ないかはそのへんにかかってます。

あっ・・・ひょっとして、キャメロン氏の次の作品が大当たりになるという、そういう予言めいたコメントなのか?

 

4 Responses

予告編を観れば観るほど、行く気が失せて行きます。(-_- 😉
全編モーションキャプチャ…する金は無いんでしょうね。

実写でやるなら誰だろ?
佐藤浩市、とか。
小栗くんでも観に行きますけどね。
実写なら。

  • そこはきちんとゲルマン民族の流れを持つ外国人を使わねば。
    その一方で、副長と機関長のキャスティングは決まってますな。

  • 『漢には、何をやってもダメだということがある…』
    てなことにならなきゃいいなとは思いつつ、
    『これは賭けだ!!』
    ぐらいの気持ちで観に行かにゃいけませんかね(笑)。

    ただ、歯並びの良い艦首の髑髏には“萎え”ますなァ

  • 特撮映画がみんな、こんな方向にばかり技法を求めていったら、嘆かわしいです
    またスターウォーズにやられちゃうこと間違いない。
    曲がりなりにも我が国に原作のある素材なんですから…って、なにも国粋主義にならんでもいいんだけど。

    むかし、りんたろうさんが「一時代を築いた男の末路は野垂れ死に」と、ハーロックの行方を論じた際、「そんなことは大きなお世話だ!」と反論した松本零士さんでしたが、確かに僕も、野垂れ死にに至る美学よりは、田舎者が見栄を張っている海賊像でやっちゃってほしいです