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  ~懲りない傾向~

月面は遠くにあらず

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1959年9月12日、旧ソビエト連邦によって打ち上げられたルナ2号は、ルナ1号によって発見されていた太陽風の確認観測のあと、33時間半の飛行を終えて月面に到達し、「晴れの海」の西側あたりに衝突しました。

無人の飛行体だとこれほど速く月に行ってしまうわけですが、この9月14日のルナ2号月激突(到達自体は13日)が、宇宙船という枠組みでは人類初と言ってもいいかもしれません。しかし宇宙船の定義って無人でもいいのか。はやぶさのような探査機扱いではないのですね。

無人なら1日とちょっと。有人でも数日で到達できる月面も、エスクードで走ろうとするとけっこう大変な年月を要しますが、やってやれないことはなく、既に何台かの到達例があるのはご周知の通り。そして、月ロケットが多段式であることを考えれば、2台以上を乗り継いで38万4400キロを走り抜いても、良いではないかと思うわけです。

すると、月に到達している人、もう少しで到達しそうな人は、こんなにいらっしゃる。

コムロさん   526,000km3台
kawaさん   499,000km2台
itoさん     433,206km✩
たけちんさん 423,000km2台
Maroさん   411,901km3台
NONNONさん387,004km4台
はらたぬきさん384,247km2台
しろくまさん  380,000km✩
あおいろさん 377,000km3台
とにぃさん   377,000km4台
Daiちゃん  358,100km2台
ゆっくリズムさん353,480km2台
雅 右京さん  334,000km3台
あきさん    333,000km2台
TA01Wさん 330,000km2台
BenyaminFFさん 328,000km✩
suuuさん    316,572km2台
パジェケンさん 313,000km2台
千夜さん    306,000km✩

✩印は、たった1台でこの距離を刻んでいる現役個体です。これはなんといってもすごいことです。複数台の人の中にも、そのうちの1台が同様の距離を有していた事例があります。さらには、現時点で更新されていないものもあるため、これらの距離はもっと伸びているものと思われます。

残念ながらすべてのエスクードが退役してしまった人たちも、これだけ走っていました。

yoneさん  377,000km2台
シン大尉    345,279km3台
たかべーさん  344,000km2台
こばぁさん   323,768km2台
師匠さん    304,000km2台

なんであれ、こつこつと積み上げていくことって、いつか何かの成果を得るということですね。

2 Responses

ロベルトモレノはアレッサンドロナニーノのヘリコプター事故によってベネトンのシートを手に入れ、ポディウムに上がってみせるパフォーマンスを見せますが、そのシートを彗星のように表れたジョーダンのミハエルシューマッハにアッサリ奪われてしまいます。その後もチームを転々とし、戦闘力の劣ると言うか、まともに走らないマシンで精一杯のパフォーマンスを発揮し続けましたが、彼のF1キャリアは不遇なまま終わりを迎え、紆余曲折を経て活動拠点をアメリカに移し、インディ(チャンプカーかな?)で一勝を上げました。その時のモレノの言葉。「月に行きたいと言って他人には相手にされなくとも、努力して月に辿り着く。それが人生と言うものだ。」
月を目指すみなさんにご紹介しておきます。ルビーモレノとは関係ありませんので、検索で辿り着いた方にはあしからず。

  • モレノ、鋼の第二ドライバーというか、F1職人な選手だったですよね。
    ジョン・バーナードがいたかいなかったかで、ベネトンでの活躍は左右された(いなけりゃ呼ばれなかったでしょう)だろうけれど、90年の鈴鹿では大きな仕事をしたと今でも思いますね。
    僕はF1ではベネトン以前からリカルド・パトレーせが好きなんですが、モレノはパトレーセ以上にセカンドの印象を焼き付かせたねえ。