Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

習慣性と常習性

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仮面ライダーで育ったお父ちゃんたちより10年若い世代のお父ちゃんたちが狙われる時が来たのか、単発には終わらなかった宇宙刑事ギャバンの登場。しかもギャバン&ギャバンをやって、あと二人の宇宙刑事が御蔵入りのままになるはずがありません。

そればかりか、その気になったら宇宙刑事シリーズではなく、メタルヒーローシリーズという風呂敷を広げることができる。17作品もあるのです。もうやめられない止まらないですね。ライダー、戦隊とは異なるものをという産みの苦しみの時代とその教訓はどこへやら、です。

ギャバンを創り出した時、視聴率が取れなかったらクビだとまで、当時のプロデューサーは宣告されたそうですが、今は「仮面ライダー」の記号をつけておけば新規のヒーロー企画も成立するという、クリエイターにとって不幸の時代。そのうえ度々言いますけど、過去の資産の使い回しで企画が通るなんて、自動車メーカーが見たら泣いちゃうよなあと思わされる売り手市場なのです。

いや真面目な話、この二代目ギャバン(左)が通るんだから、01時代のエスクードをそっくり復活させたっていいじゃんか。と言いたくなります。

何から何まで新しかったかといえばそうとも言い切れませんが、ソフトバンクによって生み出されたケータイ捜査官7や、タカラトミーが打ち出したレスキューフォースで、ちょっとは流れが変わるのかと期待していたのに、老舗の大手がこの路線で食いつぶしを続けているようでは、21世紀を代表する新しいヒーロー像というのは、当分登場しないのでしょう。

4 Responses

いっそ振り切って、日活ロマンポルノの様に色んな監督が輩出されるまでになってくれれば、それはそれで意義が生まれるかもしれません。

  • あー、それもありますよね。この会社だと、だいたい撮っている人の顔ぶれも定番だし。
    それと同時に、この連鎖を断ち切れるプロデューサーを排出させなければ。

  • 宇宙刑事、地球の、しかも日本だけでしか活躍しないのは何故?

  • まー何処で戦っても、結局最後はマクー空間だから(そういえば、仮面ライダーは世界転戦しているんですよねえ。V3なんか、グラビア撮影でほんとにアラスカに行った)