Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

タクシードライバー

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急患のときの話なので、状況が改善していればいいのですが、病院から作戦室までの帰り道がわからない。しかしさすがに帰りも救急車というわけには行かないので、少しの間病院のロビーで車寄せにやってくる車両をながめ、タクシーが来てくれないかと待っていたモノの、夜も遅いために来ない。仕方なく病院を後にして、事務員が教えてくれた道順を戻るために大通りに出て歩き出したら、人通りの途絶えた片側2車線の通りの向こう側を、空車のタクシーが走ってくるではありませんか。

うわー、反対側だよと思いながら手を挙げてみたらば、あげてみるものです。交通量が途絶していなかったらやってくれなかったと思いますが、タクシーはUターンしてこちらに回り込んでくれたのです。それでしばし、住所と近場の建物の特徴を説明して、作戦室の近くまでは走ってもらえることになり(到着してみれば車なら10分の距離だったから、ちょっと悪いことをしましたかねえ)、なんとか帰還できました。

その車内での対話。運転手さんも土曜日まではフル稼働できたが、やはり燃料の先行きが不明瞭になり、会社の方針で一台あたり30リットルの液化ガスしか補給してもらえないとか。それでどのくらいの距離を走れるのか聞いてみたら、乗せてもらったクラウンの古い型だと、せいぜい100キロ程度。燃料用ガスが補充されなければ、多賀城あたりならいいけれど、塩竃を超えたら乗車を断念していただくしかないとのことでした。

この翌日、僕も出勤前に早朝からスタンドに並び、長い時間を待ち、半分以下になりかけていたBLUEらすかるの燃料を80%くらいまで補充できたのですが、このときも前の車が前夜と別のタクシードライバーの自家用車で、給油時に話していると、昨日まで自分の車に燃料が入れられず、ガス欠寸前で出社すらできなかったと安堵していました。このスタンドも作戦室から徒歩なら3分という距離にありながら、並んでみたら4時間かかったというすさまじさで、うちよりも後ろに並んだ車はそれ以上の待ちになったわけです。

「スタンドというのは通常時でも2日分くらいのストックしか持っていない。だから一度に殺到しちゃえばあっという間に枯渇しますよ。それはわかっているんだけれど、何日も通勤できないとなると、非常識でも並ばなきゃならないんだよね」

タクシー車両にフルタンクで補充する場合は、自腹を切るしかないけれど、この状況では隣県に行きたがるお客には巡り会わない方がありがたいという言葉は、実感を伴っていました。