Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

何処の誰かは知らないけれど

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1958年の2月24日ですから、僕なんか生まれてもいないのでその登場自体が歴史ですが、この日、月光仮面のテレビ放送が始まったということで、60年の歩みを(今のところリメイクの話は聞きませんが)遂げております。

何がすごいかって、この人の正体は今尚「謎」のままなのです。私立探偵の祝十郎が彼なんでしょ? との極めて信憑性の高い推測もありますが、断定されてもいません。

黄金バットのような先例もありますが、あれはほんとに謎の超人で、月光仮面は何処の誰かが扮装する。最近だと忍風戦隊ハリケンジャーに正体を隠したシュリケンジャーが居ましたが、彼の場合もどちらかというと怪人二十面相に近い。

誰もがみんな知っているのに、誰だかわからない(ことになっている)というフォーマットは、細かい設定に雁字搦めにされた現代のキャラクターには無い、かえって想像力を働かせる魅力があります。サブキャラではなく主人公ですからなおさらです。今だと全国展開しているローカルヒーローの中には、中の人を悟らせてはならない配慮としての、この手のヒーローがいるかもしれません。

しかしこの扮装で現れるのには勇気と覚悟が要るでしょう。正義の心に鉄の意志が備わっていないとできません。あまり突っ込まれたこともなさそうですが、仮面なんか付けてないんですよ、実のところ。

2 Responses

この扮装はどう見ても正義の方じゃなく、強盗のそれですよねえ…。(笑

  • 正義の味方には異形の人が多いじゃないですか。
    ウルトラマンだって冷静に考えたら「グレイタイプの宇宙人」がよーく似てますし。