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  ~懲りない傾向~

時代の狭間

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そうこうしている間に三代目エスクードがカタログ落ちしました。歴代で最も長寿でしたが、時代の波に揉まれ続けたモデルでした。世界戦略の机上ではコンパクトクラスでも、こんなに大きな車をスズキが作ったというエポックメーキングでもありました。とは言ってもすべての所有者の手元から三代目が消えてなくなるわけではありません。まだまだ巷で活躍する姿は見続けられるでしょう。来年、誕生三十周年を迎えるこの車たちにとって、その節目はどう舵取りされていくのか関心事は尽きません。

よりコンパクトクラスとしてのダウンサイズは敢行されましたが、排気量はともかく四代目はそれほど小さくない。その視点と共に「縦置きエンジンFRの小型車四駆はあった方が良い」といった声が、メーカー内上層部の一部にはあるとか。それが小型車版ジムニーである公算は極めて高いですが、仮に1200とか1300で初代のノマドクラスの車体なんて、ターボでも付けなかったら走らないでしょう。NAのエンジンでマルチユースできる小型車四駆。そういうニーズが時代の狭間から湧き出てくるかどうかも今後の注目です。

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