Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

超嫌がられた。

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にゃん

車で使うって言ったら、新月サンが
「えーーーーーーーーっ」

もう乗せちゃったもーん。

荘内の文化

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山形県鶴岡市には1971年から文化会館があって、特に音楽の文芸活動が盛んだそうで、夏前に建て替えられた地銀本店のビル内にすら大ホールが完備されているほどです。その市立文化会館が改築され、市民公募で「タクト鶴岡」と名付けられていたかと思ったらいつのまにかネーミングライツで地銀名もくっついて完成して、藩政時代の建築やら維新から大正にかけての建物もまだまだ健在の、ちょっとイイ感じのする鶴岡の街にはかなり見慣れない施設が姿を現しました。

なんかこうへんてこな・・・などと言ったらぶっとばされるので言いませんが(言ってるし)、これを意匠面で設計したのは、僕と同郷の妹島和世さん。ハイアット財団から建築家に対して授与されるプリツカー賞を2010年に受けた建築家で、最近だとすみだ北斎美術館なんてのを手掛けていますが、鶴岡のこのホールが彼女が独立して30年めの作品となります。へんてこな・・・などとは決して言ってはならない、鶴岡でこれ?とつい思ってしまった複雑豪快な屋根のごちゃごちゃは、遠望する山並みと重ならないような配慮や降雪時の雪の重さに対する備えやら、いろいろな意味が込められているのですが、いずれ街並みにとけ込んでいくのでしょう。

その山並みの一つに数えられる月山の麓に黒川というところがあり、そこの鎮守である春日神社の神事能が、ホールの完成を記念して奉納公演されました。演目は「淡路」。朝廷の臣下が淡路島を訪れ、そこで邂逅した老人と男に水田に立てている幣帛の理由を聞き、国土創世の神話に触れる。その夜臣下のもとに伊邪那岐が現れるという筋立て。黒川能もまたこの地の伝統文化として、猿楽能でありながら独自のスタイルを受け継いでいるとのことで、庄内と上方の繋がりの古さを感じさせます。

鶴岡の成り立ちは17世紀ごろからですが、黒川能の原型は13世紀の伝来という年代差があるようですから。そうした伝統文化の節目が、21世紀の今にあたり、荘銀タクト鶴岡は最も新しい文化の発信拠点となっていくのです。完成前の市民向け内覧会には、ただ1日に鶴岡市の総人口のうち7%近くの来場者があったという話を伺い、地域の関心の高さを感じました。