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  ~懲りない傾向~

ヌーベルシノワ

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山形づくし月間もたぶんこれで一区切り。今回の案件に関しては(そうです。あくまで今回の、だけな)仕事も一段落したし部下がそこそこ頑張ったので、少し奮発してご褒美してあげようと中華を食べに訪ねて行ったチャイニーズレストラン「CAREN」は、間違いなく中華料理のお店なのだけれど、そのスタイルがフレンチであるという変わったところでした。ご褒美的にはコース料理ををとらねばならんよなと、三種類あるうちの真ん中のやつを注文です。

・前菜三種盛←甘辛ピリ辛といろいろな味が楽しめる
・海老チリ料理←蒸しパンで包みながら食べる
・CARENの特製茶碗蒸←XO醤ソースと貝柱の下に茶碗蒸しが隠れている
・豚肉とキノコとジャガイモの炒め←レタスで巻いて食べる
・スープ←ここまでがパンチの利いた味シリーズなのであっさりした卵とオニオン
・チャーハン←平日だと大盛り可能(ただしかなり満腹感が満たされているので覚悟がいる)
・デザート←これはすごいという濃厚さの杏仁豆腐

豚肉の炒め物あたりでけっこう満腹感が漂ってきます。ここまでが濃厚な味付けでもあり、飲み物を多めに飲んでしまったため、ちょっと待てまだスープとチャーハンがあるのに完食できるのか?と心配になってきます。デザートは2種類出していただけ、カボチャのプリンはボディブローが来そうなので部下に。

しかし杏仁豆腐がまた強敵でした。

オーナーシェフの荒木 徹弥さんが、すべて1人で調理しています。ヌーベルシノワと称するのだそうです。訳しにくいけれど「新しい中華料理」という造語だとか。なんで訳しにくいかと言えば、「料理」に相当する言葉が入っていないから。いやしかし、美味しいからいいじゃんよそんなこと。

食材の吟味に余念のないことを想像できるのと同時に、野菜類のおいしさに、山形県ってすごいなあと感じるのです。お店は2003年に開いたそうですが、山形市の都心部からはいくらかオフセットした、車でないと(特に仙台からは)たどり着きにくいところにあって、それだけの長い年月やっていけているのは、食材と荒木さんの一心同体のなせる業なのでしょう。